あばよ、ダチ公

備忘録として

5/8
前回のエントリーを書いてからも、どこかにまだいる。
そんな気がしていた。

どうしても、通夜までに納得しておきたかった。
だから東京を早めにでた。佐野へ一路。

大きく変わった佐野駅。自分の足で訪れていないことがよくわかった。
友人宅へ歩く。駅からすぐ? いや、もっと遠い。記憶をたぐりながら歩く。

玄関を開けて入って挨拶。通夜の前に顔を見せて欲しいと告げる。
こちらの顔つきが変わっているのもあり、ご家族に誰かわかってもらえなかったが…

線香をあげ、何も頭に思い浮かばないまま拝む。
顔をのぞき込む。

眠っているような友人の顔を見て、死を受け入れるしかなかった。

どこか夢心地だったんだよ。
だって、死ぬなって思ってない。
いつでも会える。

だめだった。ご家族の前で不覚にも涙をこぼしてしまった…。

涙が少し収まったところで、思い出す。
吹奏楽部一同で色紙と花束を用意するので、最後に棺に入れさせて欲しいとお母さんにお願いした。
ご了承いただいて、胸をなで下ろす。

ご親戚の方々がヤツの顔を見に次々といらっしゃる。
これ以上邪魔をしているわけにもいかない。
涙を拭いて、おいとました。

迷惑だったのかもしれない…失礼だったと思う。
でも、こうしなきゃ…会わなかったことをこれ以上後悔したくなかった。

駅まで歩きながら…吹奏楽部のメンツに了承いただいたことをメール。
そしてツイート。気持ちを忘れたくなかった。メモ代わりだった。
そのまま、駅前のベンチに座り、泣いた。涙を止められなかった。

どのくらい座っていたか、覚えていない。そんなに長い時間ではなかったと思う。
気を紛らわそうと思い、落ち着ける場所を探すことにした。
葬儀場の近辺にも喫茶店がある。歩いてそこまで行くことにした。

ゆっくり歩いて行くが…喫茶店は日曜日休業…orz 二店舗回ってどちらもダメ。
早すぎるが葬儀場で休める場所を確認したところ、ロビーで待機して良いと言われたので厚かましく休ませてもらうことにした。

そこからの記憶はあやふや。通夜では涙を流さなかったと思う。それまでにひとしきり泣いたから。
時間軸は多分…
・佐野の友人達が来る
・友人が運ばれてきて、祭壇に安置
・弟くんから、祭壇にガメラとゴジラを飾ったことを聴く
・お線香を上げさせてもらい、顔を再び見せてもらう
・ガメラとゴジラ確認
・母親から預かった香典を渡す
・ヤツの東京の友人を連れて、ヤツの親友が来る
・吹奏楽部同期が来る
・元他人誌編集長が来る
・焼香のための列に並ぶ
・足利の友人から電話。気付かなかったので慌ててかけ直すと今ついたの連絡。顔を確認する
・通夜。坊さんの咳払いが気になる
・焼香。明日も来るから、ヤツにはそう伝えた
・吹奏楽部後輩を見つける。寄せ書きを書いて欲しいと伝え、テーブルを借りる
・吹奏楽部一同の寄せ書きを書く「後から行く。待ってろ」それしか思いつかなかった…
・全員が書き込んでも隙間がある。写真を水増しすることになり、一人に押し付ける
・通夜が終わったら、線香を上げられるとのことなので待つ
・線香を上げる。もう一度顔を見る
・吹奏楽部女性陣が見たくないというが、見てあげて。だって、最後だよ…と思わずいってしまった
・食事をいただく
・弟くんに余計なことをいってしまった気がする(ごめんね)

葬儀場を後にして、元他人誌編集長の家に行き少しだべる。
足利の友人に実家に送ってもらった。

母親に報告。
何でなんだろうねって二人で泣きそうになりながら話を続けた。

5/9
布団に入る。
眠れない。

暑い。眠れそうもない。枕のせいにすることにした

八時に起きる。
小倉アナの番組を見ながら食事。
出かける準備。

電車の時間を調べるが、早く着きすぎる。
ヤツの親友に連絡し、迎えに来てくれるようにお願いする。

11時少し前、ヤツの親友を待つ。
車に乗ると、弔辞の原稿を見せられる。

後で彼の口から出てきた言葉に涙することになる…

葬儀場に約束の時間ぎりぎりに着く。
線香を上げる。顔を見る。今日も来たことを伝えたように思う

食事をいただく。ノルマ、一人二人前。(^^;

時間近くなり、ロビーに戻る。
通夜に来れなかった吹奏楽部同期がいた。少し話す
高校の友人が来る。吹奏楽部同期に紹介し、一緒にヤツの顔を見に行く

色紙を預けたヤツが遅刻するらしい情報が入る

告別式前に式場に入る。昨日は入れなかったが、今日は最初からここなんだ

座って待つ
弟くんの書いた挨拶がアナウンスで流れる…

時間軸また怪しいが…
坊さんが来て読経。始まると本当にこれで最後なんだ…そういう気持ちがどこからか来て…涙があふれてくる。
あちこちで鼻をすする音。
涙が少し止まる。読経長い…少し眠くなってきたところにご〜〜んと、音が響く
驚いて目を開けて、焼香を待つ

ヤツの親友の弔辞

聴いているだけで…また…泣く…止まらないまま…焼香

一般はそのままロビーで待つことになる。
色紙ができたと同期が持ってきた。
一昨年、ヤツが吹奏楽同期の飲み会に来たときの写真を貼り付けるという演出を!

ヤツらしい、いかにもヤツらしい写真…
葬儀が終わって、お花入れの準備の最中にご両親に色紙を見せる。写真をかなり気に入ってくれた。

お花入れ(正式になんていうんだろう?)が始まるときに、弟くんに色紙と花束をお願いする。

花を入れさせてもらって、もう一度顔を見る…あばよ…またな…そう思ってロビーに移動する。

中の様子はモニタで見れる

棺のフタを閉める。それを聴いたときだったと思う。もう、涙があふれて…止まらなくなった
こんなに泣いたのはいつ以来だろう…他の誰かが死んでもこんなに泣けるのだろうか

会えなくなる。もう二度と…

こんなに辛く悲しいことだったんだって

涙が止まらない。でも、見送らなきゃ…そう思って、前を向く…

弟くんが…骨壷を抱えてる…それを見て思わず口にしてしまった…
「バカ野郎…弟にそんなもん、持たせやがって…バカ野郎…」
思わず口にしてしまったこと…そのまま泣きながら棺を見送る

棺が見えなくなると、ため息をついたと思う。涙もおさまった
鞄を預けて、マイクロバスに乗り込む

火葬場で棺が収まるのを見届けて、焼香のために並ぶ
火のつく音がする…熱いだろうな…そう思ったとき、ヤツと同期が買ったばかりの車で三人で乗ったときのことを思い出す

真夏、母校の野球大会に三人で出かけ夕立に遭う。クーラーのないアルトの車内。汗だくになりながらのドライブ

思わず…ニヤケてしまった。手を合わせるときに あの時より熱いか? そう問いかけた

骨揚げまでの時間、長い時間。骨をみて自分に言い聞かせる。もういないんだって。
骨揚げをさせてもらう。その場を離れ、待つ。マイクロバスに乗り込み、葬儀場に戻る

食事をいただく。その前に焼香をさせてもらう。
席について、始まるのを待つ間、吹奏楽部同期の顔を探すときに思わず、ヤツの顔を探していた…

その時思った。言い聞かせたって、きっとダメだって。しばらくは思い出して泣くしかないんだって…

食事をして、同期、友人それぞれに近々に集まって供養をしよう(供養という名の飲み会だが)と、軽く打ち合わせる
ご挨拶をして、おいとまする

館林まで送ってもらい、高校の友人と新宿まで。JRに乗り換えるまではヤツの話しを…乗り換えてからは互いの趣味である写真の話をしながら。newFD 35mm/f2.8を譲る約束をして別れる。

家に帰って、後は何をしていたかよく覚えていない。

5/9
出棺の時、ずっとCowboy BebopのBLUEが流れていた。

しばらく、聞かないでおこうと思っていたがあえて聞くことにした。
理由はない。たぶん、曲を聴くことで思い出すことを選択したかったんだと思う。
BLUEでも涙がこぼれそうになったが、WORDS THAT WE COULDN’T SAY、CALL ME CALL MEでもウルウルくる…

しばらくはこんな気分なんだろうな…
忘れるために何も考えず仕事を始めたら集中力は高い。
いいのか悪いのか…

備忘録、これで終わり。一時間かかった。推敲、もういいや…